2017.09.12
9月11日(月)、古町芸妓と県酒造組合青年部「新星会」との交流会が鍋茶屋で開催されました。
第1部は、県醸造試験場の金桶場長より新潟清酒の造り方やタイプの特徴について解説していただきました。実際に4タイプの新潟清酒を試飲し、その香りと味わいの違い、そして同じお酒でも酒器によって味わいが変化することを学びました。
第2部は、あやめが講師となり新潟芸妓と花街の歴史、そしてお座敷での作法を説明。盃(さかずき)を洗うための水を入れる器“盃洗”(はいせん)と盃を用意し、一つの盃でお酒を酌み交わす「お流れ頂戴」を実演。芸妓が「お流れ頂戴いたします。」と自発的に上座の方へ盃をお願いすると、上座の方は盃を盃洗の水で洗い、芸妓へ盃を与えてお酒を注ぎます。お互い親しくなると盃洗を使わなくなりますが、皆さん、なぜか分かりますか。そう、盃洗で洗った盃に水が残り“水くさく”なるから。「貴方との仲が“水くさく”なるから」です。“水くさい”(他人行儀)の語源なども交えながらお座敷の粋をお伝えしました。
第3部は、お座敷に場を移し「お流れ頂戴」などの酒飲作法を実践。新潟の伝統文化を学びあう有意義な一日となりました。