2017.03.28
新妓2名の初稽古から早1ヶ月。日本舞踊、長唄に三味線、さらに鳴物(鼓、大鼓、太鼓)のお稽古も加わり、習得しなくてはならないことが多く自己鍛錬の日々ですが、芸妓としての感性磨きに二人の瞳はきらきらと輝いています。
さて、24日、りゅーとぴあ能楽堂にて、日頃の稽古の成果を披露する発表会【華つなぐ道】が開催されました。この発表会では、白塗りも鬘もない稽古着での”おさらい会”形式で芸を披露します。この日に向けて、地方(じかた)のベテランであるお姐さん方も柳都も、お稽古を積んできました。今年で4回目となるこの発表会、年々演目のハードルは高くなり、芸妓はもちろんのこと、観ているこちらも緊張するほど難易度の高いものばかりです。また、各芸妓は舞だけ、唄だけというわけではなく、演目によって大鼓、三味線、笛、舞踊など一人で何役も務めます。こう綴るのは簡単ですが、務める方はお稽古にお稽古を重ね、緊張しながら本番に臨みます。
最終演目は、新潟甚句。ここでは、新妓2名も舞台へ上がらせていただきました。市山 七十世師匠による締めのご挨拶では、二人の源氏名の発表もありました。
写真左より: 志穂(しほ)、百々花(ももか)
4月3日には志穂と百々花の入社式が行われ、いよいよ古町芸妓としての生活が本格的に始まります。